Web制作で最初に学ぶ3大言語と言えばHTML、CSS、JavaScriptです。
中でもJavaScriptはプログラミング言語ということもあって、苦手意識のある方も多いのではないでしょうか?

今回はWeb制作においてJavaScriptで何ができるのかということや、JavaScriptの歴史について見ていきます。
また、JavaScriptの学習をしているとよく耳にするES6やECMAScriptとの違いも説明しますので、是非最後まで読んでみてください!

HTML&CSSやJavaScriptのスキルを身につけてWebエンジニアとして活躍したいなら、約15.5万の講座の中から自分に合ったものを探せるこちらのサービスがおすすめです。
習得したいスキルに合わせてプロのエンジニアが解説する動画で効率的な学習ができます!
フロントエンドエンジニアになりたい人の Webプログラミング入門

JavaScriptの特徴

Webの3大言語とJavaScriptの役割

JavaScriptは、ブラウザやHTMLページを操作することができるプログラミング言語です。
JavaScriptを学ぶことで制作できるWebコンテンツの幅が大きく広がります
アニメーションや検索結果のリアルタイム表示など、できることについては挙げればきりがありません。

フロントエンドWeb開発で最も利用される3つの言語(HTML、CSS、JavaScript)にはそれぞれ以下のような役割があります。

  • HTMLでWebコンテンツを構造化し、骨格(Frame)を作る
  • CSSでWebコンテンツを飾り付け、外観(Appearance)を整える
  • JavaScriptでWebコンテンツに動きをつけ、筋肉(Muscle)を与える

Webコンテンツにおける筋肉ともいえるJavaScriptを活用すれば、Webページにダイナミックな動きを与えることができます。

JavaScriptは初学者の方にとっては何ができるのかが見えづらく、学習のメリットがわからないかもしれません。
しかし、実際に学んでいく過程でその応用性の高さに気が付くでしょう!

以下のサイトでは、JavaScriptで実装されたアニメーションをたくさん見ることができます。
HTMLやCSSだけではそこまで複雑な処理を実現することはできませんが、JavaScriptを使いこなせるようになれば、さらにオリジナリティに富んだコンテンツも作れるようになります。
動くWebデザインアイディア帳

JavaScriptの人気

JavaScriptはプログラミング言語として、世界で最も人気の高いもののひとつです。
その人気の理由は、誰もが始めやすく敷居の低い言語であるというところにあります。
また学びやすい割には非常に利用範囲が広く、コスパの良い言語となっています。

プログラミング言語の人気ランキングを集計・掲載している以下のサイトでも、JavaScriptがじわじわと人気を伸ばしていることがわかります。
Web業界だけで見ればさらに上位に食い込んでくる人気があり、今後もJavaScriptは利用され続いていくと考えられるでしょう。
https://www.tiobe.com/tiobe-index/

まとめると、JavaScriptの人気の秘密は以下のようにまとめられます。

  • 初学者向けで学びやすく、教材や情報もそろっている
  • 応用範囲が広く、Web以外にも使えてコスパが良い
  • 求人も多いため仕事につながる

とはいっても、プログラミング言語ということでHTMLやCSSと比べると難しく感じる方も多いかもしれません。
まずは何ができるのかを知ることでJavaScriptを学ぶハードルが下がるかと思います。

本気でWebエンジニアを目指すなら、現役で活躍する講師の現場で使える技術を学べるこちらの講座がおすすめです。
コミュニティマネージャーとの面談から理想のキャリアと現状に合わせた、自分専用のコースを組み立てることができます。
まずは無料のWeb説明会に参加してみましょう!
ゼロから人気のWebスキルを学ぶなら【Cucua】

JavaScriptでできること

DOM操作

JavaScriptの一番の役割は、HTMLやCSSの値を取得してリアルタイムにその値を変更することです。
これをDOM(Document Object Model)操作といいます。

DOMとは、HTMLという形式で書かれた文書(ドキュメント)をプログラミング言語で扱いやすいようにオブジェクトに変換するモデルのことです。
DOMを用いることでWebコンテンツ内の要素の値を簡単に追加したり、取得したり、変更したり、削除したりすることができます。

DOM操作とCSSのスタイル指定を組み合わせるだけでもかなりWeb制作の幅が広がります。
例としては、DOM操作によってHTMLの要素のclass属性を追加し、そのclassに対してCSSをあらかじめ適用しておくことで見た目を変える、といった処理をよく利用します。

イベント処理

JavaScriptにおいてDOM操作などの様々な処理を行うきっかけイベントといいます。
ボタンを押す、画面をスクロールするなどのユーザのアクションに対して紐づけたイベント処理を発火させるのもJavaScriptの重要な役割となります。
これはユーザのアクションにひっかけて(フックして)、JavaScriptの処理を開始するというイメージです。

HTMLやCSSでつくられたWebページでは、ブラウザが読み込みを完了した時点で静的なコンテンツとしてユーザに提供されます。
しかしJavaScriptで実装した処理は、ブラウザの読み込み完了後もイベントの発火などに合わせて実行することができます
このような処理を持つWebページを、静的コンテンツに対して動的コンテンツといいます。

Ajaxによる非同期通信

非同期通信技術としてのAjaxという技術は様々な場面で利用されています。
通常のWebページは最初に読み込んだら、それ以降は再読み込みするまで新しい情報をサーバから得ることはできません。
しかしAjaxを使用することで、JavaScriptがサーバとの連絡役を担ってくれるため、再読み込みすることなく情報を更新することができます。

例えば、ブログサイトでよく見る「もっと見る」ボタンなどがこれに当たります。
このボタンを押したとき画面は再読み込みされているわけではありませんが、追加でコンテンツをサーバから受け取ることができています。
また、リアルタイムチャット機能のあるWebアプリでは「メッセージを読み込み(画面更新)」ボタンなどにAjaxが使われている場合が多いです。

jQueryなどのライブラリの利用

JavaScriptには様々なライブラリやフロントエンドのフレームワークが存在します。
代表的なものにjQueryというものがあり、こちらはJavaScriptのDOM操作を便利にしたり記述を助けてくれたりします。

また、より柔軟にフロントエンド開発をサポートするためのAngularReactVue.jsといったライブラリもあります。
こういった技術を使いこなすことができれば、複雑な機能の実装にも対応しやすくなります。
実際、近年はバックエンドの処理に依存せず、1つの画面上で多くの情報を切り替えて表示したりするSPA(シングルページアプリケーション)といったものも増えており、SPAの実装にはこれらのライブラリは欠かせません。

広がるJavaScriptの守備範囲

JavaScriptでできることの幅は年々広がってきています。

もともとはフロントエンドのWeb制作で用いられる言語ですが、これをサーバサイドに応用したNode.jsというプラットフォームが2009年に登場しています。
Node.jsでは様々な開発用パッケージなどが開発されており、学んでおけば必ず役に立つ技術だと思います。

TypeScriptというJavaScriptの弱点を補ったトランスコンパイラ言語も人気が上昇しています。
JavaScriptよりもさらに厳密な文法で記述することができ、大人数の開発においてもコードの保守性が向上します。
トランスコンパイラ言語であるため、最終的な処理はネイティブなJavaScriptで実行されるのも利点です。

さらにはデスクトップアプリやモバイルアプリの開発にも利用されたりと、本当に学んでおいて損のない言語となっています。
初心者から上級者まで生涯使い続けられる知識となります。

難しそうだから、と恐れずに挑戦してWebエンジニアとしての活躍の幅を広げましょう!

JavaScriptの歴史とECMAScript

次はJavaScriptの歴史を見ていきましょう。

1991年、JavaScriptのメインフィールドであるWebが登場しました。
Webの流行はすさまじく、この後すごい勢いで世界中に普及していくことになります。

1995年、NetScape(当時の有名なブラウザ)でLiveScriptという名前のプログラミング言語が登場しました。
のちに別のプログラミング言語Javaであるが流行していたことにあやかって、LiveScriptからJavaScriptという名前に改名されます。
これがJavaScriptの誕生となります。
こういった背景を見てもわかるように、JavaとJavaScriptは名前が似ていますが全くの別物なのです。

この頃Webサイトを閲覧するためのソフトであるブラウザは、様々な企業が独自の仕様で開発を進めていました(ブラウザ戦争)。

1997年、各企業が独自開発を進めたブラウザの仕様を統一するために、国際標準化団体ECMAインターナショナルによる標準化が始まります。
この団体による標準化規格をECMAScriptといいます。
また、ECMAScriptで定められた基本仕様に基づいて実装されたものがこの時代以降のJavaScriptということになります。

2005年、Ajaxが登場して非同期処理の実装が可能になり、JavaScriptの人気が急上昇するきっかけとなりました。

2006年、JavaScriptのライブラリであるjQueryが登場します。
jQueryは、JavaScriptの記述がよりシンプルに行えるようになり、Ajaxの処理も書きやすくなっていることから人気を獲得しました。

2008年、それまでは実行速度が遅いという欠点を抱えていたJavaScriptにとって画期的な技術が登場します。
JavaScriptの実行エンジンであるV8です。
V8が搭載されたブラウザではページの表示速度が大幅に向上しました。

2009年、V8によりJavaScriptの処理が高速化されたことによりサーバサイドでの処理をJavaScriptで実行するという試みが行われるようになります。
このJavaScriptの実行環境をNode.jsといいます。
Node.jsによりJavaScriptの土俵はブラウザを離れて様々な場面へと拡張されました。
つまり、Pythonなどの他の言語と同等の汎用性を手に入れたのです。

その後2012年にAngular、2013年にReact、2014年にVue.jsといったJavaScriptライブラリが次々と登場し、フロントエンド開発の需要が高まりました。

2014年、JavaScriptの人気の上昇を受けて、TypeScriptというJavaScriptのトランスコンパイラ言語が開発されました。
JavaScriptにいくつかの記法やルールを追加したことで、よりメンテナンス性の高い言語として扱えるようにしたのです。

2015年、ECMAScriptによって以前のバージョンに比べて大幅に改訂された仕様のJavaScriptが標準化されます。
これをES2015、あるいはECMAScriptの第6世代(6th edition)であるためES6とも呼ばれています。

JavaScriptとES6の違い

ECMAScriptやES6は、実質的にJavaScriptを指している思っても大丈夫です。
しかし自分が参考にしている情報がES6に対応しているのか、それとも古い情報であるのかを把握する上で重要になってくるので、是非知識として知っておきましょう。

これからJavaScriptの勉強を始めたい、という方は必ずこのES6を学ぶようにしましょう!

まとめ

JavaScriptはもともとWebブラウザ上で動作するプログラミング言語として登場しました。
しかし、人気の上昇とともに活躍の場をブラウザの外にまで広げるようになりました。
今では学んでおいて損はない、世界で最も人気の言語のひとつにまで成長し、その人気は衰えることを知りません。

JavaScriptでできることを知り、まずは恐れずにプログラムを書いてみましょう!
勉強を始めるときはそれが古い情報ではないか、つまりES6に対応した情報であるのかに注意してくださいね。

ひとりではなかなかプログラミングの学習が続かない、未経験だから不安が多い、という方はプログラミングスクールを利用してみるのも有効です。
本物のエンジニアに学ぶことで、時間がない方でも最短でスキルを身につけることができます。
現役エンジニアのパーソナルメンターからマンツーマンで学べる

お悩みの方は、まずは無料キャリアカウンセリングにお申込みください。

関連記事

この記事のタグ