LaravelはWebアプリケーションの開発に広く利用されているフレームワークです。
PHPのフレームワークにはCakePHPやSymfony、Zend Frameworkなどいくつもの種類がありますが、その中でも最も人気なのがLaravelです。
高信頼性で学習コストも低く、小規模なアプリケーションから大規模なものにまで対応できる柔軟性も備えています。

Laravelは一度マスターすれば、開発において強力な武器となります。
Web開発の3大言語であるHTML・CSS・JavaScriptを学んだあと、次に何をすればいいのかわからないという方にもおすすめですので、難しそうだからと恐れずにぜひ挑戦してみてください!

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フレームワークについて

一般的にアプリケーションを開発しようとすると様々な壁にぶつかることがあります。

例えばセキュリティ面では、常に外部からの攻撃への対策を気にする必要が出てきます
すべての攻撃を完璧に対処しようとすれば相当な知識量と労力が必要となります。

またメンテナンス面では、ソースコードの量が膨大になれば管理が困難になってきます
実装者自身しか全容を把握していないプログラムは、メンテナンスを他人に引き継ぐということも難しくなります。

さらに拡張性の面でも、新しい機能を追加したり大幅な変更を加えようとするのに苦労するでしょう。
実装を進めている中で、後々システムを拡張する必要が出てくることを考慮して柔軟な構成にしておくことは、熟練のエンジニアでなければなかなかできません。
より汎用的なシステムにしようとすればするほど、しっかりと練り込んだ設計にする必要があるのです。

こういった数々の問題を一挙に解決してくれるのがフレームワークの存在です。
フレームワークを使えば、しっかりとしたセキュリティ対策やシステム設計、コーディングルールの制定がされている環境がそろった状態で開発をスタートできます。
今まで大規模な開発に携わり苦労してきた経験があるエンジニアの方にとってはその便利さをすぐに実感できるはずです。
また、経験の浅いエンジニアの方にとってもアプリケーション開発の敷居を下げてくれる強力なツールとなります。

PHPフレームワークのLaravelは、世界で最も人気のWeb開発フレームワークのひとつです。
今やLaravelはPHPにおけるWeb開発のデファクトスタンダードとなっています。
LaravelはTaylor Otwell氏によって開発され、2011年に最初のバージョンが公開されました。

フレームワークについてもっと詳しく見てみましょう。

フレームワークとは

フレームワークとは、その名の通りアプリケーションやソフトウェア開発の土台となるものです。
人気のプログラミング言語には必ずと言ってよいほど付随するフレームワークが存在します。
PHPであればLaravelCakePHP、RubyであればRuby on Rails、JavaであればSpringなどが有名です。

フレームワークは「未完成のソフトウェア」と呼ばれることもあり、何も手を加えていない状態でもソフトウェアとして機能します。
それに対して目的となるタスクの解決に必要な機能やUI(ユーザインタフェース)を実装していくことで、ソフトウェアを作り上げていきます。
開発者を様々な苦労から解放し、ビジネスロジックの解決に集中させてくれる優れモノなのです。

またフレームワークはパッケージやライブラリと混合しがちですが、意味が違うので気をつけましょう。

パッケージ(ライブラリ)は、開発時にアプリケーションなどに組み込むことで、何らかの機能を提供してくれます。
単体ではひとつの機能を持っているにすぎませんが、組み合わせることで便利な働きをしてくれます。
その規模の大小は様々ですが、基本的にはフレームワークに比べてコンパクトで汎用的なものとなっています。

フレームワークは、アプリケーションやソフトウェアのそのものの土台となるものです。
実際の開発では、ビジネスロジック(そのソフトウェアが目標とするタスクを解決するための仕組み)だけではアプリケーションを生み出すことはできません。
むしろ、セキュリティ対策や基礎的なロジックなどの根本的な部分の知識も必要になり、実装にも余計な時間がかかってしまいます。
これらベースとなる機能はどんなソフトウェアでも必要となるので、毎回新たに実装するのは大変ですし、不具合を招く原因にもなります。
そこで、こういったソフトウェアとしての基本的な機能、さらには開発を便利にする仕組みなどをそろえたものがフレームワークになります。

プログラミング言語自体の学習に加えてフレームワークまで覚えなければいけないのか、と不安に思った方もいるかもしれませんが心配はいりません。
フレームワークは使いこなせればとても便利で強力な武器となります。
さらにフレームワークの中には構成が似ているものがあるので、言語やフレームワークが変わっても学んだ知識を応用できることが多いため、非常にお得です!

フレームワークのメリット

フレームワークを利用して得られるメリットとして一番大きいのは、効率的な開発ができることです。
汎用的な機能のほとんどを提供してくれるので、少量のコードだけで開発を行うことができます。

また複数人での開発では、プログラミングスタイルを共通化してくれるというメリットもあります。
通常はチーム内で統一されたアプリケーション構成やコーディングルールを用意する必要がありますが、フレームワークの持つ文化はそれらの多くを解決してくれます。
フレームワークが提供する構成、記述ルールを守ることで、途中から開発に入るメンバーも柔軟に対応できるようになります。

このようにフレームワークは、プログラミングにおける面倒ごとの多くを引き受けてくれます。
実際にフレームワークを利用した開発を行ってみれば、その強力さが身に染みてわかることでしょう。

フレームワークのデメリット

フレームワークを使用することで圧倒的に多くの恩恵を受けられますし、学んでおいて損はないです。
ただしそんなフレームワークにおいてもデメリット、というより注意点があることを知っておかなくてはなりません。

まず、それなりの学習コストを必要とすることです。
これは得られるメリットを考えれば仕方のないことですが、フレームワークは独自のルールや書き方があるので、身につけるには時間がかかってしまいます。
学び始める前には、本当にそのフレームワークを学ぶ必要があるのか、一度振り返って考えてみてもいいかもしれません。

またオープンソースのフレームワークを利用する場合は、セキュリティの脆弱性を考慮する必要もあります。
オープンソースであるということは、無料で誰でも利用できるということです。
悪意を持ったユーザでもすべてのコードを閲覧できてしまうため、フレームワーク自体のセキュリティの脆弱性を突かれてしまうという危険を伴います。
しかし、よっぽどのことがない限り個人で開発を行うよりも強力なセキュリティ対策が施されたアプリケーションを簡単に作ることができます。

まずはフレームワークを使ってみて、必要に応じて機能やセキュリティ対策を追加していくという方針がおすすめです。

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PHPフレームワークの種類

PHPという言語には、多くのフレームワークが存在します。
代表的なPHPフレームワークについて簡単にまとめてみました。

CakePHP

CakePHPはLaravelと並んで日本で最も人気の高いPHPフレームワークです。
2005年にリリースされ、今でも一線級のフレームワークとなっています。
日本語のドキュメントが豊富で、導入の手軽さや学習のしやすさに定評があります。

Laravelと同様、MVCアーキテクチャを採用しており、Ruby on Railsのように高速で小規模な開発に最適です。

Symfony

Symfonyは日本での人気はさほどでもないものの、世界的に見るとモダンなフレームワークです。
2005年に登場しており、MVCアーキテクチャに従っています。

堅固で高信頼性の構造になっており、比較的大規模な開発に向いています。

Zend Framework

Zend Frameworkは、PHPの開発元であるZend Technologies Ltd.によって開発され、2006年に登場しました。
構成としてはシンプルかつ柔軟性に富んでおり、開発したいアプリケーションに合わせた拡張がしやすいのが特徴です。

デザインパターンの制限がなく、MVCアーキテクチャ以外を採用することもできます。

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Laravelについて

Laravelは先ほど紹介したCakePHPやZend Frameworkと同様、世界的に人気の高いPHPのフレームワークです。
PHPのデファクトスタンダードといえるフレームワークで、ここ数年かなり支持を伸ばしています。
さらに、Rubyの代表的なフレームワークであるRuby on RailsやPythonのDjangoと比較しても最もホットなWeb開発フレームワークといっていいでしょう。

Laravelは2012年にリリースされた新しいフレームワークで、小規模から大規模まで幅広い開発で利用されています。
学習コストが低く、多機能で高い拡張性が特徴となっています。
また、Symfonyをベースとしているため堅牢なシステムにも利用されています。
頻繁にバージョンアップされており、先進的な機能が積極的に取り入れらています
LaravelはMVCアーキテクチャで採用されている場合が多いですが、その他のデザインパターンでの開発も可能となっています。

こういった高い信頼性・拡張性により、LaravelはPHPの世界で大きな注目を集めています

MVCアーキテクチャ

LaravelやRuby言語のフレームワークであるRuby on Railsなど、多くのフレームワークはMVCアーキテクチャというデザインパターンを採用しています。
これは、Model-View-Controllerの頭文字で、フレームワークが担当する実装上利用することが多い機能を3つに分けたものです。

Model

モデル(Model)アプリケーションとデータベースを接続するインタフェースのようなもので、データの扱いに特化しています。
データの操作や参照、加工を行う役割を担っています。

View

ビュー(View)アプリケーションのUIに関する部分です。
HTMLをベースに、画面レイアウトやコントローラから受け取ったデータの表示等を担当します。

Controller

コントローラ(Controller)アプリケーション全体の制御を担当します。
モデルに対してデータの入出力を指示したり、データの加工を行ってビューに渡したり、動作によって呼び出すビューを変更したりなど担当することが最も多い部分と言えるでしょう。
主にビジネスロジックに直接かかわってくる部分はこのコントローラです。

Composer

Composerとは、PHPのパッケージ管理システムです。
Pythonでいうところのpip(pipenv)や、Rubyでいうところのgem(bundler)、Node.jsでいうところのnpmのようなものになります。

例えば、Aというパッケージ(プログラム)が内部的にBとCというパッケージを利用しているとします。
このときAを使うためには、BとCが必要となります。
ただし、AというパッケージはVer.1.0のBとVer.2.0のCにしか対応していないとします。
これがパッケージ間の依存関係と呼ばれるもので、Ver.2.0のBを使用するとAがうまく動作しなくなってしまうかもしれません。

こういた依存関係を解決するために自動的にパッケージのバージョン管理などを行ってくれるのがComposerなのです。
composerという単語の意味は「指揮者」です。
まさに様々なパッケージというオーケストラをコントロールしているような存在です。

また、Composerによってインストールされたパッケージ群は、vendorという名前のフォルダーにまとめられますので覚えておくと良いでしょう。

いざLaravelの世界へ

ここでは、Laravelをインストールして初期画面を表示するまでの流れを見ていきましょう。
Laravelの環境構築にはDockerを用いるのが定番ですが、Dockerを利用したことがない方にとってはハードルが高いので、Composerから直接インストールする方法についてご紹介します。

まずはPHPとComposerをインストールする必要があります。
PHPのインストールにはXAMPPなどを使うのがおすすめです(PHPそのものをインストールしても構いません)。
XAMPPのダウンロードはこちら
PHPのダウンロードはこちら
Composerのダウンロードはこちら

PHP、Comopserがインストールできたか確認するためには、コマンドプロンプトなどで以下のコマンドを試してみましょう。
それぞれバージョンが表示されれば成功しています。

$ php -v

PHP 8.0.10 (cli) (built: Aug 25 2021 08:46:03) ( ZTS Visual C++ 2019 x64 )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.0.10, Copyright (c) Zend Technologies
$ composer -v

   ______
  / ____/___  ____ ___  ____  ____  ________  _____
 / /   / __ \/ __ `__ \/ __ \/ __ \/ ___/ _ \/ ___/
/ /___/ /_/ / / / / / / /_/ / /_/ (__  )  __/ /
\____/\____/_/ /_/ /_/ .___/\____/____/\___/_/
                    /_/
Composer version 2.1.14 2021-11-30 10:51:43

Usage:
  command [options] [arguments]
...

Laravelのインストール

PHPとComposerが準備できたら、いよいよLaravelのインストールです。
先述したとおり、LaravelはComposerを使ってインストールすることができます。

以下のコマンドでLaravelのプロジェクトを作成しましょう。
ここではsample_appという名前にしていますが、わかりやすいものに変更していただいて構いません。

$ composer create-project laravel/laravel --prefer-dist sample_app

Creating a "laravel/laravel" project at "./sample_app"
Installing laravel/laravel (v8.6.9)
  - Downloading laravel/laravel (v8.6.9)
  - Installing laravel/laravel (v8.6.9): Extracting archive
...

続いて以下のコマンドでLaravelの仮想サーバを起動します。
すると、http://127.0.0.1:8000/にアクセスすることでLaravelの画面を開けるようになります。

$ php artisan serve

まとめ

フレームワークは、セキュリティ面・メンテナンス面・拡張性の面など、通常の開発でプログラマが抱える様々な悩みを解決してくれます。
コーディングルールを共通化できるなど、開発効率の大幅な向上も期待できます。
学習コストはかかるものの、それ以上に得られるメリットがたくさんあります。

PHPのフレームワークで今最もホットなのがLaravelです。
多くのソフトウェアが採用しているMVCアーキテクチャにも対応しており、柔軟性や学習コストの低さなどから世界中で愛されています。

LaravelはComposerを使って簡単にプロジェクトを作成することができるので、初学者の方でも始めやすいのではないでしょうか?

ひとりではなかなかプログラミングの学習が続かない、未経験だから不安が多い、という方はプログラミングスクールを利用してみるのも有効です。
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